リガ観光⑩ユーゲントシュティール建築巡り 旧市街からトラムで行く

ユーゲントシュティール建築群は、リガで人気の観光スポット。

トリップアドバイザーでは、リガの313の観光施設の中で2位にランクされています。(2018年5月現在)

今回は、見るべき9つの建物とトラムで行く方法をお伝えします。

リガ旧市街の北側 ユーゲントシュティール建築群へ行く方法

ユーゲントシュティール建築は、リガ旧市街にもあります。

しかし、旧市街北側のアルベルタ通り(Alberta iela)やエリザベテス通り(Elizabetes iela)周辺の方が数は多いです。

旧市街の南端のホテル「Wellton Riga Hotel & SPA」から徒歩だと約25分(2km)の距離

歩いて行くことも可能ですが、雨が降っていたのでトラムで行くことにしました。

利用したのは、ホテルの近くから乗車できた5番トラム。

「13.janvāra iela」から乗車しました。
13.janvāra ielaから5番トラムでAusekļa ielaへ

「13.janvāra iela」 乗車

「Nacionālā opera」

「Nacionālais teātris」

「Ausekļa iela」下車

5番トラムの時刻表はこちら
https://saraksti.rigassatiksme.lv/index.html#tram/5/a-b

「Ausekļa iela」で降りたら、ユーゲントシュティール建築が点在する「アルベルタ通り」と「エリザベテス通り」を目指します。

ユーゲント シュティール = アール ヌーヴォー

「ユーゲント シュティール」はドイツ語。

フランス語の「アール ヌーヴォー」と同じ意味です。

「ユーゲント シュティール & アール ヌーヴォー」は、19世紀末から20世紀の初頭にかけてヨーロッパ各地に広まった新芸術様式の美術運動のこと。

特徴は、花、植物などの有機物を多用し、曲線と組み合わせたデザイン。

デフオルメした人体モチーフも多く使用されました。

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リガのユーゲントシュティール建築群(Jugenda Stila Nami)で見るべき建物

地図の9つの◯がこの界隈の代表的なユーゲントシュティール建築です。
(○の中の数字は番地です)
ユーゲントシュティール建築で見るべき建物MAP

ユーゲントシュティールの代表的な建築家 ミハイル・エイゼンシュテイン

ラトビア・リガのユーゲントシュティール建築の代表者と言えば「ミハイル・エイゼンシュテイン(1867~1922)」

「地球の歩き方」には、8つの「エイゼンシュテイン」の建物が紹介されています。

12番は、ラトビア人建築家「コンスタンティーンス・ペークシェーンス」の作品。

現在は「ユーゲントシュティール博物館」として利用されています。(次回紹介します)
ユーゲントシュティール建築巡りをするなら持って行くと便利!!
A30 地球の歩き方 バルトの国々ダイヤモンド・ビッグ社
2017年発行
by Amazon

アルベルタ通り(Alberta iela)8番地(1903年)

青いレンガが使われた建物。

中心部のライオンは「力」の象徴。
ユーゲントシュティール建築 リガ アルベルタ通り8番地
ユーゲントシュティール建築 リガ アルベルタ通り8番地

アルベルタ通り(Alberta iela)13番地(1904年)

動物、植物、喜怒哀楽を表す人面、女性などの彫刻が施されています。

2002年に修復を終えたと「地球の歩き方」に書かれていましたが、屋根にはネットが張られていました。
ユーゲントシュティール建築 リガ アルベルタ通り13番地
ユーゲントシュティール建築 リガ アルベルタ通り8番地

ストレールニエク通り(Strēlnieku iela)4番地(1905年)

ユーゲントシュティール建築 リガ ストレールニエク通り4番地
ユーゲントシュティール建築 リガ ストレールニエク通り4番地

エリザベテス通り(Elizabetes iela)33番地(1901年)

エイゼンシュテインの初期の作品。
ユーゲントシュティール建築 リガ エリザベテス通り 33番地

エリザベテス通り(Elizabetes iela)10b番地(1903年)

最上部の顔が大迫力!!
ユーゲントシュティール建築 リガ エリザベテス通り 10b番地
ユーゲントシュティール建築 リガ エリザベテス通り 10b番地

ユーゲントシュティール建築 その他

建物、扉、ガレージの門扉、気になる場所だらけでした。
作者は不明です 豪華さや煌びやかさが一切なく 気になりました
作者は不明です
リガ アルベルタ通り9番地
銅像がありましたが 誰かは不明
Paul Lejins ラトビア大学名誉博士 有名な方のようでプレートがありました

リガのユーゲントシュティール建築群は世界遺産??

リガ旧市街のユーゲントシュティール建築は「世界遺産 リガ歴史地区」の一部として登録されています.

しかし、こちらのユーゲントシュティール建築群は世界遺産ではないようです。

やや朽ちている建物
だからなのか、素敵な建物なのに壁が剥がれたものや窓が壊れたものなどがチラホラあり残念でした。
(修復中の場所もあります)

ちなみに、アールヌーヴォーで有名なベルギー・ブリュッセルの「建築家ヴィクトル・オルタの主な都市邸宅群 」は、世界遺産登録されています。

ユーゲントシュティール建築群も登録されたら、丁寧な保存がなされるかもしれませんね。

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ユーゲントシュティール建築群のオススメ度 ★★★★☆

リガ旧市街のユーゲントシュティール建築
トリコは、「アール ヌーヴォー」と「アール・デコ」が大好き。

だから、雨のユーゲントシュティール建築巡りでも楽しく散策しました。

しかし、「アール ヌーヴォー」や建物にあまり興味のないクマ坊は、途中で飽き飽き。雨の散歩が苦痛そうでした。

旅行期間が短く建築に興味のない方は、リガ旧市街のユーゲントシュティール建築をいくつか見たら満足かもしれません。

他国のアール ヌーヴォーと比べると

フランス ナンシー「Musée de l'École de Nancy」
トリコはこれまで、パリ、ウィーン、ベルギー、フランスアール・ヌーヴォー発祥の地「ナンシー」を訪れています。

他国と比べるとパリやベルギーは人が多かったですが、リガは人があまり歩いておらず、建物が見やすかった。

そして、ウィーンやナンシーのように建築物が点在しておらず、リガは1箇所にまとまっているので徒歩で廻りやすかったです。

次回はリガ観光⑪Riga Jugendstila Centrs(ユーゲントシュティール博物館)の無料で見学できる螺旋階段とミュージアムの詳細です
(こちらは2017年10月の情報です) 
※ラトビア共和国の首都「Riga」は、「リガ」とも「リーガ」とも表記されます。こちらのブログでは外務省のHPを参考に「リガ」と表記します。

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