ラトビアみやげ④Riga Black Balsam(ブラックバルサム)の飲み方と味

前回、旧市街のアウトレット酒店「Alk Outlet Dzērieni & Vīni」で購入したラトビア名物の薬草酒「ブラックバルサム」。
ラトビア・リガの酒屋さん「Alk Outlet Dzērieni & Vīni」に関する旅日記
ラトビアみやげ③アウトレット酒屋 Alk Outlet で買ったラトビアのお酒ABAVAS
今回はその種類や味、飲み方などを詳しくご紹介します。

ブラックバルサムは4種類あります

ラトビアへ行く前は「ブラックバルサム」は1種類だけだと思っていましたが、現地へ行くと4種類ありました。

4種類の違いがわからなかったため、トリコは定番商品しか購入せず。。。とても後悔しております。

今後ラトビアへ行く方のために、4種類の違いを公式HPで調べました。よろしければ参考にして下さい。
公式HP http://www.rigablack.com/(英語)
公式HPより http://www.rigablack.com/

Riga Black Balsam(ブラックバルサム)のサイズと価格

写真は 350mlサイズ
ボトルのサイズは「Classic(金色ボトル)」と「Currant(紫色ボトル)」は、40mlサイズからあります

「Element(赤色ボトル)」と「Cherry(ピンク色ボトル)」は、200mlサイズからしかありません。

  • 40mlサイズ 1.69ユーロ 約228円(アウトレット酒屋Alk Outlet Dzērieni & Vīniの価格)
  • 350mlサイズ 5.99ユーロ 約809円(スーパーRImiの価格)

Riga Black Balsam Classic(アルコール度数45%)

Classic 公式HPより
ゴールドラベルが目印の「リガ ブラックバルサム クラッシック」。

紫色のボトルと同じくらい、リガのお店でよく見かける商品です。

リンデンの花、ラズベリー、ハックルベリー、ハニー、カラメルの優しい甘さを併せ持ち、生姜とナツメグの風味を感じるのが特徴。

他の商品のベースとなるスピリッツです。

公式HPには、濃厚なジュース(マンゴー、桃、バナナなど)やコーラ、レモネード、チェリーなどの炭酸ジュースと割るのがオススメの飲み方と書かれていました。
Riga Black Balsam Classicの販売サイズは6種類

Riga Black Balsam Currant(アルコール度数30%)

Currant 公式HPより
紫とシルバー文字のラベルが目印の「リガ ブラックバルサム カラント」。

ラトビア土産としてよくガイドブックで紹介されている商品です。


「Currant」の意味がわからなかったので辞書で調べてみると「小粒の種なし干しぶどう、フサスグリ」と載っていました。

クラッシックタイプよりもアルコール度数が低く、成熟したベリーの香りと甘く酸っぱい味が特徴です。

公式HPがオススメする飲み方は、トニックウォーターや炭酸水で割る方法。

定番カクテルのスピリット代わりに使うのもオススメだそうです。
Riga Black Balsam Currantの販売サイズは6種類

Riga Black Balsam Element(アルコール度数40%)

Element 公式HPより
赤とシルバー文字のラベルが目印の「リガ ブラックバルサム エレメント」。

ブラック・バルサムのハーブ・ビター・ブレンドと最高級「カリブ・ラム」をブレンドした商品。

クラッシックタイプよりもややアルコール度数が低く、豊かな風味とラムの甘さ、ハーブの苦味が特徴。

公式HPがオススメする飲み方は、コーラ割りやオレンジピールを入れたロックだそうです。
Riga Black Balsam Elementの販売サイズは3種類

Riga Black Balsam Cherry(アルコール度数30%)

Cherry 公式HPより
ピンクとシルバー文字のラベルが目印の「リガ ブラックバルサム チェリー」。

最高級の天然チェリージュースとブラックバルサムをブレンドした商品です。

クラシックタイプよりもアルコール度数が低く、チェリーの香りと甘さと苦味の調和のとれた味が特徴。

公式HPがオススメする飲み方は、炭酸水で割る方法と、日本では販売されていませんが「Schweppes(シュウェップス)」の「Russchian」味で割るのが美味しいと書かれていました。

定番カクテルのスピリット代わりに使うのもオススメだそうです。
Riga Black Balsam Cherryの販売サイズは3種類

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ブラックバルサムに関する情報

ブラックバルサムの歴史

公式HPロゴより
「Kunze」という薬剤師が1752年に薬草酒「Riga Black Balsam」作りに成功。
(16世紀にリガで最初のバルサム(薬草エキス)は作られましたが正確な記録がなかったそうです)

当時からカクテルとしてだけでなく、風邪薬としても利用されたそうです。

ブラックバルサムのレシピは第2次世界大戦で一度完全に失われましたが、終戦の5年後に元従業員の努力によってなんとか復活されました。
(それ以来、レシピは変更されていません)

ブラックバルサムの成分とボトルの秘密

ボトルはすべて陶器です
ブラックバルサムは、17種類の植物を含む24種類の天然成分で作られた薬用酒です。
(成分はValerian、Wormwood、Black Pepper、Gingerなどの根や花や芽、GentianやPeruvian Balsamic Oilなど)

ボトルは、ガラスではなくクレイを使用した陶器の瓶を採用。

これには理由があり、ブラックバルサムの風味はこの天然成分のクレイボトルの中で成熟し完成するそうです。

リガでブラックバルサムを楽しむならカフェバー「Riga Black Magic」

「Riga Black Magic」の店内
リガ旧市街の聖ペテロ教会近くには、チョコレートの種類が豊富なカフェバー「Riga Black Magic」があります。

そちらでは「ブラックバルサム」を使用したチョコやドリンクを楽しむことができます。

店内は「ブラックバルサム」が至る所にディスプレイされ、素敵なお店でした。

夜10時まで営業しており、店員の方が親切なのでオススメのお店です。
「リガ ブラック マジック」の詳しい内容(営業時間、メニュー、お店の感想など)は以前の旅日記をご覧ください。
バルト・ラトビアグルメ⑥チョコが自慢のカフェバー Riga Black Magic

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Riga Black Balsam(ブラックバルサム)の飲み方と味と香り

前置きが長くなりましが、購入した紫色の瓶「リガ ブラックバルサム カラント」について詳しくご紹介します。

ブラックバルサム カラントの香り

ブラックバルサムカラントはブラックコーヒーのような色でした
薬草酒ということで日本の「養命酒」を想像していましたが、蓋を開けて嗅いでみると「甘い良い香り」。

アルコールの強い香りや、薬草の香りはあまり感じません。

次はコップに注いで嗅いでみます。

色はブラックコーヒーのような茶色。

香りは空気に触れたからなのか少し変化しました。

が、やはりハーブや薬草の匂いはしません。

カシスオレンジやサングリアのような香りでトリコは気に入りました。

ブラックバルサム カラントの味

写真はブラックバルサム カラントの原液
まずは、ストレートで飲んでみます。

感想は「あれ?おいしい」。

薬草酒ということで「きっと美味しくないだろう」と思っていましたが、薬草の感じはせず美味しい。

しかも日本の養命酒よりも飲みやすいから「風邪の時には良いのでは?」と思いました。
(実際、飲むと体がポカポカします)

「ブラックバルサム カラント」はアルコール度数30%と書かれていますが、甘みが強いためアルコール度数の高さをあまり感じません。

うっかり飲みすぎないようにご注意下さい。

予想を裏切る美味しさに「なぜこんな小瓶を選んだんだろう。。。大きいサイズを買えば良かった」と後悔しています。

公式HPオススメの飲み方 ブラックバルサム カラント炭酸水割り

公式HPでトニックウォーターや炭酸水で割るのがオススメと書かれていたので、サッポロの「おいしい炭酸水」で割って飲んでみました。

ブラックバルサム カラント 炭酸水割り
炭酸水で割るとスッキリした喉越しで、さらに飲みやすい。

ストレートで飲むよりもベリー系の味わいが強くなる気がしました。

ベリー系のフルーツを入れて飲んだら、美味しさがさらに増しそうです。

今回はブラックバルサム薄めで作りましたが、濃いめの方が美味しいと思います。

ブラックバルサム カラントをコーヒーに入れる

インターネットで「ブラックバルサムの飲み方」を検索すると「コーヒーに数滴入れる」や「バニラアイスにかける」がヒットします。

しかし、このレシピは公式HPには載っていません。

気になったのでコーヒーに入れてみました。。。
ブラックコーヒーにブラックバルサム カラントを入れてみた
不味い!!

ブラックバルサムカラントはベリー系の味がするので、それをコーヒーに入れると酸味がやたら強いコーヒーになります。
(トリコは酸味が少ないコーヒーが好きなので、恐ろしく不味く感じました)

コーヒーに入れる場合は「ブラックバルサム クラッシック」の方が良いのかもしれませんが、コーヒーに入れる行為自体をオススメしません。

ブラックバルサムカラントのオススメ度 ★★★★☆

カシス系のカクテルやサングリアが好きな方には大きめの瓶をオススメします。

お酒は苦手だがベリー系は好きという方は、小さい瓶を風邪の時用に購入しても良いかと思います。


こちらのお酒はアルコール度数が高いので腐る心配はなく、お土産にオススメです。
(保存方法によっては劣化はします)

しかし、お土産で渡されると「どう飲むの?」と困る人が多いと思うので、

渡す時は「炭酸水かジュースで割って飲むといいよ」と教えてあげてくださいね。

ブラックバルサムで作るカクテル

公式HPには、約60種類以上のカクテルのレシピが掲載されています。

カクテルの作り方は動画で紹介されているので、素人でもわかりやすかったです。


公式HPのレシピをザッと見ましたが「ブラックバルサム」は、リキュールやスピリッツの代わりに使用すれば良いようです。

実際に作って美味しかったレシピを2つ載せておきます。
公式サイトのカクテルレシピ集
http://www.rigablack.com/cocktails/recipes

ブラックチェリーコーラ(Black Cherry Cola)

ブラックバルサム カラント+コカコーラ
チェリージュースがない場合は、その他のジュースでも大丈夫だと思います。

我が家にジュースが何もなかったので、トリコはコーラのみで作りました。

「ラムコーク」のような「ブラックバルサム コーク」が出来上がり美味しかったです。

ブラックチェリーコーラの材料
  • ブラックバルサム(黒瓶) 40ml
  • コーラ 80ml
  • チェリージュース 80ml
ブラックチェリーコーラの作り方
氷を入れたグラスに全ての材料を注いだら完成。簡単です。

カイピリーニャ(Caipirinha)のレシピ

本来は「カシャーサ」というスピリッツを使用しますが、公式HPではブラックバルサムで代用しています。

カイピリーニャの材料
  • ブラックバルサム(紫) 50ml
  • ブラウンシュガー 1barスプーン
  • ライム 1/2カット
カイピリーニャの作り方
①ライムを半分にカットしたら、その半分を4等分にカットしてシェーカーに入れる
②ブラウンシュガー(黒砂糖)を1barスプーンシェーカーへ入れる
③ブラックバルサムの紫瓶を50mlシェーカーに入れて、氷を投入
④シェイクしたら完成

(こちらは2017年10月の情報です)
(Riga Black Balsamの情報は2018年6月に公式HPで調べた内容です)

次回は ラトビアみやげ⑤リガの紅茶と言えばApsara!!スーパーでも買えます

※レートはトリコが両替した日(2017年10月)の1ユーロ=135円で計算しています。
※ラトビア共和国の首都「Riga」は、「リガ」とも「リーガ」とも表記されます。こちらのブログでは外務省のHPを参考に「リガ」と表記します。

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