リトアニア ビリニュスの博物館や美術館が無料になる「Vilnius City Card」は本当にお得か?

今回は、ビリニュスでの観光施設(博物館や美術館)が無料になるカード「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」をご紹介します。

「Vilnius City Card(ビリニュス シティ カード)」は2種類あり、以前紹介した「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)」のように公共交通機関が乗り放題になるプランもあります。

トリコは「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)」を買いましたが、ビリニュスの博物館や美術館を全部まわる方は、「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」の方が良いかもしれません。

Vilnius City Card ビリニュスシティカードを買うと何が無料?

画像は観光協会の公式HPより

Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)は2種類。

「公共交通機関と観光施設(博物館など)が無料になるカード」と「観光施設(博物館など)だけが無料になるカード」があります。

それそれのカードは、24時間券と72時間券が用意されており、観光案内所などで購入できます。

ビリニュスシティカードの料金

「観光施設(博物館など)が無料になる」カード
  • Valid for 24 hours without public transport ticket (公共交通機関の切符なしで24時間有効)20ユーロ
  • Valid for 72 hours without public transport ticket (公共交通機関の切符なしで72時間有効)35ユーロ 
「博物館などが無料になる」+「公共交通機関乗り放題」カード
  • Valid for 24 hours with public transport ticket (公共交通機関で24時間有効)30ユーロ
  • Valid for 72 hours with public transport ticket (公共交通機関で72時間有効)45ユーロ

    ビリニュスシティカードで無料になる施設

    「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」を購入すれば下記の施設を無料で利用できます。
    • National Museum of Lithuania New Arsenal (リトアニア国立博物館 Naujasis arsenalas) 通常大人3ユーロ
    • National Museum of Lithuania Old Arsenal (リトアニア国立博物館 Senasis arsenalas) 通常大人3ユーロ
    • Gediminas Castle(丘の上の城博物館 ゲディミナス塔) 通常大人5ユーロ
    • The Bastion of Vilnius City Wall(ビリニュス 壁の要塞) 通常大人4ユーロ
    • House of Signatories 通常大人4ユーロ
    • Palace of the Grand Dukes of Lithuania(リトアニア王宮) 通常大人6ユーロ
    • Vilnius Picture Gallery(ビリニュス 写真ギャラリー) 通常大人2ユーロ
    • Museum of Applied Arts(応用美術館) 通常大人2ユーロ
    • Radvila Palace Museum(ラドビィラ 宮殿ミュージアム) 通常大人1〜2ユーロ
    • Lithuanian Art Museum(リトアニア国立美術館) 通常大人2ユーロ
    • V. Kasiulis Art Museum(ヴィタウタスカスティリス美術館) 通常大人1〜2ユーロ
    • Energy and Technology Museum(エネルギー&テクノロジーミュージアム) 通常大人3ユーロ
    • Museum of Genocide Victims(KGB博物館) 通常大人4ユーロ
    • Memorial Complex of the Tuskulėnai Peace Park 通常大人2ユーロ
    • Church Heritage Museum(教会歴史博物館) 通常大人4.5ユーロ
    • Cathedral Belfry(ビリニュス大聖堂の鐘楼) 通常大人4.5ユーロ
    • Lithuanian Theatre, Music and Cinema Museum  通常大人2ユーロ
    • Railway Museum(リトアニア鉄道博物館) 通常大人1.8ユーロ
    • Literary Museum of A. Pushkin(プーシキン文学博物館) 通常大人1.2ユーロ
    • Toy Museum(おもちゃ博物館) 通常大人4ユーロ
    • Botanical Garden of Vilnius University (ビリニュス大学の植物園) 通常大人3ユーロ
    その他、割引になる施設やレストラン、土産店なども多数あります。
    割引店の詳細は下記のサイトでご確認下さい。
    http://www.vilnius-tourism.lt/en/what-to-see/vilnius-city-card/vcc-attractions-offers/

    Guided Walking Tours(ガイド付きウォーキングツアー)も無料!!

    ガイド付きツアーはここからスタート
    「Vilnius City Card(ビリニュス シティカード)」保有者は、「Guided Walking Tours(ガイド付きウォーキングツアー)10ユーロ」にも無料で参加できます。

    ツアーの時間は約2時間。

    大聖堂の鐘楼からスタートし、ガイドの説明を聞きながら旧市街を徒歩で散策します。

    ちなみにこのツアーは、「ビリニュスシティカード」がなくても参加できます。

    その場合は、ビリニュス観光案内所か、ツアーの開始前に大聖堂鐘楼でチケット(10ユーロ)を購入して下さい。

    「Guided Walking Tours」開催日

    5月1日〜9月30日までの期間
    • 英語ツアー:月曜、水曜、金曜、日曜 各11時スタート
    • ドイツ語ツアー:木曜、土曜 各11時スタート
    • ロシア語ツアー:火曜、金曜、土曜   各11時スタート

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    Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)はどこで買える?

    Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)は、空港や旧市街の観光案内所で購入できます。
    観光案内所の場所や営業時間などの詳細は、下記の旅日記をご覧ください。
    ビリニュス旧市街内の交通手段は? ビリニュス観光案内所情報
    また「Tourist Friendly points」と呼ばれる下記のスポットでも購入可能です。
    • Downtown Forest Hostel & Camping 住所:Paupio g. 31A
    • Museum of Illusions 住所:Vokiečių g. 6 営業時間:10:00 – 21:00,
    • Kolekcija… 住所:Užupio g. 7
    • Republic of Užupis Information Centre 住所:Užupio g. 2 営業時間:9:00-19:00
    • Reformatai Park Hotel 住所:J. Basanavičiaus g. 9
    • TOKS 住所:Sodų St. 22
    • Vilnius Gifts and Souvenirs 住所:Vokiečių g. 4 営業時間:11:00 – 21:00,
    • Vilnius with Locals 住所:Gaono g. 1

    Vilnius City Card ビリニュスシティカードを買うと小冊子を貰えます。

    ビリニュスシティカード 日本語パンフレット PDFファイルより

    「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」を購入すると、無料&割引施設が細かく書かれた冊子を頂けるようです。

    しかし、残念ながら冊子は英語、ドイツ語、ポーランド語、ロシア語のみ。

    日本語の簡単なパンフレットは「PDFファイル」で用意されています。

    現地で貰えるかどうかはわからないので、日本で一度チェックされると良いと思います。
    観光協会の日本語のPDFファイルはこちらから
    http://www.vilnius-tourism.lt/wp-content/uploads/2012/09/3-days-JP.pdf

    ビリニュスシティカードの使用スタートと有効期間は?

    Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)の有効期間は、購入時からスタートではなく使用開始からスタートします。

    到着時にビリニュス空港で購入し、翌日の朝から使用するということもできます。

    カードは「24時間券」と「72時間券」があり、それぞれ時間内であれば日付をまたいでも使用できます。

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    ビリニュスシティカードは本当にお得なのか?

    冒頭でも書きましたが、トリコは「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」は買わずに「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)」を購入しました。

    それは、ビリニュスシティカードは元を取れない。。。と思ったから。

    でも帰国してから「ひょっとしてお得だったのかもしれない」。。。と気になり計算してみました。
    ビリニュスのSuicaのようなチャージ式カード「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)の詳細日記
    リトアニア ビリニュスのバスカード「Vilniečio kortelė」の購入&使用方法
    Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)
    トリコが購入した「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)」は、72時間有効チケットで9.5ユーロ。

    使用開始から72時間公共交通機関が乗り放題になります。

    計算すると「Vilnius City Card ビリニュスシティカード」を購入しても、おもちゃ博物館(4ユーロ)とリトアニア鉄道博物館(1.8ユーロ)でしか利用できなかったので、やはり完全に元はとれませんでした。

    Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)とVilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)を比較

    画像は観光協会の公式HPより
    2つのカードを比べると、金額の差が約4.6倍以上。

    24時間有効券なら、23.5ユーロ分、
    72時間有効券なら、35.5ユーロ分の施設を見ればお得となります。

    ちなみに、無料となる施設の料金を合計すると、全部で60ユーロほど。

    ビリニュスは博物館などの入館料が安いので、かなりの数の施設を見ないと元は取れなさそうです。

    購入する場合は、よく計算してからお買い求め下さい。

    「Vilniečio kortelė(ビリニエチオ コルテレ)」の料金
    • 公共交通機関で24時間有効 5ユーロ+カード代金の1.5ユーロ 合計6.5ユーロ(約878円)
    • 公共交通機関で72時間有効 8ユーロ+カード代金の1.5ユーロ 合計9.5ユーロ(約1283)
    「Vilnius City Card(ビリニュスシティカード)」の料金
    • 公共交通機関で24時間有効 30ユーロ(約4050円)
    • 公共交通機関で72時間有効 45ユーロ(約6075円)
    Vilnius City Card ビリニュスシティカード 公式HP
    http://www.vilnius-tourism.lt/en/what-to-see/vilnius-city-card/(英語)
    次回は リトアニアの旅日記は1回お休み。
    第1弾で抽選に外れた「無印良品 2018 夏福袋の第2弾 生活雑貨の抽選にも応募してみた」です。

    (ビリニュスシティカードの情報は2018年7月に公式HPで調べた内容です)
    ※レートはトリコが両替した日(2017年10月)の1ユーロ=135円で計算しています。
    ※リトアニア共和国の首都「Vilnius」は、「ビリニュス」とも「ヴィリニュス」とも表記されます。こちらのブログでは外務省のHPを参考に「ビリニュス」と表記します。

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