ギリシャ神殿のような佇まいのビリニュス大聖堂 |
リトアニアの守護聖人「カジミエラス王子」や、王家の方々の棺があります。
今回は、旧市街の北側に位置する「ビリニュス大聖堂」について下記の内容を中心にご紹介します。
- ビリニュス大聖堂見学料金は無料です
- ビリニュス大聖堂の入口は? 正面にはありません
- ビリニュス大聖堂(Vilniaus katedra)の歴史
- 見所はリトアニアの守護聖人が眠る聖カジミエラス礼拝所
- 手が3本!? 聖カジミエラスの聖画に注目
- THE SAPIEGA MADONN
- ビリニュス大聖堂(Vilniaus katedra)の情報
- 大聖堂の有料地下ツアーの情報
ビリニュス大聖堂(Vilniaus katedra)
ビリニュス大聖堂の内部 |
柱には宗教画が並んでおり、中央に祭壇がありました。
この写真の後方上部には、美しい彫刻と立派なパイプオルガンがあります。
ビリニュス大聖堂見学料金は?無料です!!
大聖堂内に置かれているBOX |
しかし寄付を入れるBOXはあるので、お気持ちのある方は入れて下さい。
我々はお賽銭を入れる気持ちで、BOXがある時は入れるようにしています。
ビリニュス大聖堂の入口は? 正面にはありません
ビリニュス大聖堂の入り口は広場に面しています |
しかし入り口はそこではなく、白い矢印方面へ曲がった「カテドゥロス広場」に面した場所。
我々の他にも入り口を探す外国人が何名か居たので、平面図を載せておきます。
写真の平面図の左がギリシャ神殿のような柱で、右が王宮、下がカテドゥロス広場。
ここに南入り口があります。
ビリニュス大聖堂の平面図 入り口はカテドゥロス広場に面しています |
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ビリニュス大聖堂(Vilniaus katedra)の歴史と見所
夜の大聖堂はライトアップされており 昼とは違う印象です |
しかし13世紀になると、十字軍の弾圧から逃れるため、ミンダウガス王がキリスト教を受け入れて教会として建立。
その後、取り壊されたり再建されたりを繰り返し、18世紀に現在のクラシック様式になりました。
旧ソ連時代には、正面の屋根にある3聖人の像は撤去されていましたが、1996年に再び設置されました。
ビリニュス大聖堂については、P192に詳しい説明が書かれています
A30 地球の歩き方 バルトの国々
ダイヤモンド・ビッグ社 / 2017年発行
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見所はリトアニアの守護聖人が眠る礼拝所(THE CHAPEL OF ST CASIMIR/Šv. Kazimiero koplyčia)
聖カジミエル礼拝所は入り口から豪華絢爛 |
ここには、リトアニアの守護聖人となった「カジミエラス王子(1458〜1484年)」が安置されています。
聖カジミエル礼拝所 黒い大理石の重厚感がすごい!! |
この黒い大理石と、周囲を囲む王の像の威圧感が凄いです。
これまで見たビリニュスの他の礼拝堂と印象がとても違いました。
手が3本!? 聖カジミエラスの聖画に注目
絵が真っ黒で3本目の手が確認できず。。。 |
3本目の手は画家が何度消しても再び現れたので残したそうです。。。
が、午前9時半の礼拝堂は暗く、我々はそれを確認できませんでした。
そして帰国して写真で確認しようと思ったら。。。暗くて写っていませんでした。
行かれる方は、確認をお忘れなく!!
ちなみに側面の絵は、カジミエラス王子が亡くなった120年後に棺を開けた際、遺体に何の変化もなかった、という奇跡を描いているそうです。
THE SAPIEGA MADONNA
ビリニュス大聖堂に飾られたSAPIEGAの聖母マリア |
しかし旧ソ連時代に、ビリニュス大聖堂の屋根裏に隠されることに。
最近になり、ようやくこの聖母マリアの絵がビリニュス大聖堂に飾られるようになったと公式HPに書かれていました。(英語の解釈が間違っていたらごめんなさい)
ビリニュス大聖堂(Vilniaus katedra)の情報とオススメ度
ビリニュス大聖堂のオススメ度 ★★★☆☆- Šventaragio g., Vilnius
- http://www.katedra.lt/
- 見学は無料(大聖堂内に日本のお賽銭箱のような寄付を入れるBOXがあります)
- 7:00-19:30(礼拝時間に注意!!)
※聖カジミエル礼拝所では、土曜の8:00、17:30、18:30に礼拝がおこなわれています。
この時間は避けた方がベターです。(2018年11月の情報)
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大聖堂の有料地下ツアー
地下ツアーの受付は南側入口の売店です |
大聖堂の地下には墓室があり、「地下ツアー」に参加すれば見学可能です。
地下には絶世の美女と言われた「バルボラ・ラドヴィライテ妃(1522〜1551年)」をはじめとする王家の棺があります。
このバルボラ妃は、夜明けの門の「聖母マリアのイコン」のモデルだったという説があります。
地下ツアーの案内が貼られていた鉄格子を覗くと、石碑がありました。
石碑には人の名前と亡くなった年が刻まれており、それを見ると1400年代に亡くなった方が多かったです。
地下の石碑には多くの方の名前と年が刻まれていました |
時間が合えば団体ツアーに参加も可能
ビリニュス大聖堂の地下を見学する欧米の団体客 |
地下ツアーは、どの言語も16時か15時半スタートのはずですが、すでに地下には欧米の団体客がたくさん居ました。
時間外でも団体であれば予約できるようです。
地球の歩き方には、タイミングが合えば、団体客に交ぜてもらうことも可能だと書かれていました。
興味のある方は南側の入口の売店でお尋ね下さい。
大聖堂の地下ツアー(英語)の情報
ビリニュス大聖堂に貼られていた 地下ツアーの案内 |
- 4.5ユーロ
- 火、木、土曜
- 16時〜(シーズン中のみ開催)
- 団体ツアーの予定があれば、そこに入れてもらうこともできます。(予約は南側入口の売店で申し込むこと)
次回は ビリニュス観光⑪カテドゥロス広場の願いが叶うStebuklas&大聖堂の鐘楼は登るべき?
(こちらは2017年10月の情報です)
(見学時間などの情報は2018年11月に公式HPで調べた内容です)
※レートはトリコが両替した日(2017年10月)の1ユーロ=135円で計算しています。(見学時間などの情報は2018年11月に公式HPで調べた内容です)
※リトアニア共和国の首都「Vilnius」は、「ビリニュス」とも「ヴィリニュス」とも表記されます。こちらのブログでは外務省のHPを参考に「ビリニュス」と表記します。