写真NGの礼拝所が素敵です |
「夜明けの門」は旧市街の入り口にある門ですが、2階に小さな礼拝所があります。
こちらの礼拝所がとても素晴らしい!!
小さな礼拝所は厳かな空間で、ビリニュス旧市街の中で印象に残った場所の1つでした。
ただし、礼拝所の入口がわかりづらいので注意が必要。詳しくは後述します。
「夜明けの門」( Aušros vartai)
9つあった城門のうち、現在ただひとつだけ残っているのが旧市街南端の「夜明けの門」。現在「夜明けの門」( Aušros vartai)と呼ばれていますが、こう呼ばれるようになったのは20世紀になってから。
元々はビリニュスの南にある「クレヴァ (Krėva) 城」や「メディニンカイ (Medininkai)」 城に続く門であったことから「クレヴァ門」や「メディニンカイ門」と呼ばれていたそうです。
城外から見た夜明けの門
旧市街外側(城外)から見た夜明けの門 |
「夜明けの門」の上の方に見える白い騎馬像の紋章は「リトアニアの紋章」です。
「夜明けの門」城内側の上部にはあのマーク
城外側の建物上部に見えたのは「リトアニアの紋章」でしたが、城内側の建物上部に見えたのは、「三角形の中に目」のマーク。「mater misericordiae」という文字とともにマークが黄金に輝いていました。
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「夜明けの門」( Aušros vartai)の礼拝所
夜明けの門 礼拝所のオススメ度 ★★★★★冒頭でも書きましたが、礼拝所は2階にあります。
なぜ城門の上に礼拝所があるかと言うと「17世紀にカルメル会の修道士が、外敵から街を守るため、旅人を守護するために建立した」からだそうです。
夜明けの門 礼拝所の入口は見つけにくい
旧市街内側(城内)から見た夜明けの門 |
この礼拝所の入口が見つからず、困り顔で夜明けの門付近を行ったり来たりすること5分。。。
あまりの困り顔だったからか、年配のマダムが声をかけてくれ、入口まで連れて行ってくれました。
我々は運良く素敵なマダムに出会えましたが、知らずに出かけると入口がわからないと思うので、詳しく載せておきます。
旧市街外側から行く場合 入口は右側
礼拝所の入口の扉は、旧市街の外側から夜明けの門をくぐった場合、右側にあります。(旧市街の町中を歩いて来た場合は、夜明けの門を前方に見て入口の扉は左側)
夜明けの門をくぐって少し進むと扉はあります。 |
夜明けの門の建物は薄いブルーグレーの壁なので、そこにある小さな扉だと思っていたら。。。押しても引いても開かず、違いました。
扉は、隣の生成色の壁の建物にありました。
扉が閉まっていても、鍵が開いていました |
ちなみに我々が行ったのは、月曜日の16時頃。
扉は閉まっていましたが、鍵は開いていました。
案内してくれたマダムが扉を開けてくれたので迷わず入りましたが、閉じてあると躊躇するかもしれない佇まいでした。
礼拝所の写真撮影はNGです。
扉を開けて中へ入り、右側へ行くと細長い廊下があるのでそちらへ進んで下さい。廊下進むと階段が現れ、「写真NG」マークが登場します。
ここから「写真NG」ですのでお気をつけ下さい。
夜明けの門の礼拝所は銀細工がすごい
階段を登ると。。。参拝者が奉納したハート型の銀細工が壁一面を覆っています。
さらに右の小さな部屋(礼拝所)へ進むと。。。
こちらにも壁一面にハート形の銀細工が飾られ、その中心に金色のマリア様のレリーフが輝いていました。
この小さな礼拝所では、たくさんの信者が一心に祈りを捧げており、非常に厳かな空間です。
信者の方々の邪魔にならないようお気をつけ下さい。
奇跡を起こす「聖母マリアのイコン」
写真NGなので。。。ビリニュス大学の古書室にある聖母マリアのイコンの絵 |
(上の写真はビリニュス大学の古書室で撮影した「聖母マリアのイコン」の絵画です)
こちらは奇跡を起こす力があると信じられています。
「地球の歩き方」によるとイコンには、2つの説があるそうです。
①「聖母マリアのイコン」は1363年にアルギダス公がクリミア半島に遠征した際に持ち帰ったものという説。
②絶世の美女といわれたバルボラ・ラドヴィライテ妃をモデルにして描かれたという説。
残念ながら「なぜ奇跡を起こすと信じられているか」については書かれておらず、わかりませんでした。
奇跡の理由はわかりませんでしたが、ビリニュス観光では役立ちました!!
A30 地球の歩き方 バルトの国々ダイヤモンド・ビッグ社 / 2017年発行
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夜明けの門( Aušros vartai)礼拝所の情報
- Aušros Vartų g. 14, Vilnius
- 地球の歩き方の情報 月-日 7:00-19:00
- 観光協会パンフレットの情報 月-日 6:00-19:00
- グーグルマップの情報 火-土 7:00-18:00(日 7:00-16:00)
- 拝観は無料(礼拝所内に日本のお賽銭箱のような寄付を入れるボックスがあります)
※「夜明けの門」自体は24時間見学できます。
※「礼拝所」の拝観時間がトリコ調べでは、情報がバラバラでした。お出かけの際はホテルなどで確認されることをオススメします。
夜明けの門の売店
入口の扉を開けて右側の廊下を進むと礼拝所の階段ですが、左側へ進むとお店があります。「土産物屋かな?」と思いましたが、商品を見ると宗教画などが多く、礼拝所の売店のようでした。
礼拝所に飾られていたハート型の銀細工が欲しいと思い探しましたが、銀細工は見つけられませんでした。
ポストカードサイズの額に入った宗教画がたくさん売っているので、気になる方は覗いてみると良いかもしれません。
次回は ビリニュス観光②夜明けの門から北へ。ガイドブックには載っていない人気の教会
(こちらは2017年10月の情報です)
(礼拝所の拝観時間の情報は2018年8月に調べた内容です)
※レートはトリコが両替した日(2017年10月)の1ユーロ=135円で計算しています。(礼拝所の拝観時間の情報は2018年8月に調べた内容です)
※リトアニア共和国の首都「Vilnius」は、「ビリニュス」とも「ヴィリニュス」とも表記されます。こちらのブログでは外務省のHPを参考に「ビリニュス」と表記します。